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園芸療法、どうやったら学べる?.

1.講座の目的



園芸の持つ力をさまざまな現場で生かせる人材を育成し、
それら人材が、正当な報酬のもとに実践活動を行う現場を開拓するのが当会設立の目的です。

従って、講座の目的は、園芸療法を指導・実践できる人材の育成です。


当会では、それら人材を「園芸療法リーダー」とし、
講座修了者は「園芸療法リーダー2級」の受験資格が与えられます。

2.内容



「園芸療法リーダー」が活動する場は様々ですが、
「正当な報酬のもとに」活動できる場は、現状ではほぼ高齢者施設に限定されていると言えます。

しかも、施設の常勤者として園芸療法に専念して活動することは難しく、
週1、月1程度の活動がほとんどとなっています。
当会の講座は、このような現状に即した内容となっています。



短時間で園芸療法を理解し、即現場で活動できるような講座となっていますので、
以下の内容は含まれておりません。




・高齢者に対する身体介護の方法

これらの知識・技術を得たい方には、ヘルパーの資格を取得するように勧めています。
したがって、当会の資格取得者が高齢者施設で活動する場合は、
別途にヘルパーの資格を取得している方を除いては、施設内で車椅子に触れることを致しません。
車椅子から通常の椅子への移動介助も致しません。

その必要がある場合は、施設スタッフを呼んで入所者の希望を伝えて、
それらの作業を行ってもらうようにしています。



・個々の植物についての栽培方法

これらに関する知識取得は、手軽に購入できる園芸図書が豊富にありますので、
その入手やインターネットの活用を勧めています。

また、医療機関に勤務して医療保険対象の活動として園芸療法を実践したい方には、
作業療法士の資格取得を勧めています。



4日間の基礎集中講座の概要は以下のようになっています。


基礎集中講座

 初日 10:00~12:00 第1回 園芸療法とは
13:00~16:00 第2回 園芸療法の現場
 2日目 10:00~12:00 第3回 高齢者に対する園芸療法
13:00~16:00 第4回 子供に対する園芸療法
 3日目 10:00~12:00 第5回 さまざまな対象者
13:00~14:30 第6回 園芸療法で採用される植物
14:30~16:00 第7回 関連する療法
 4日目 10:00~12:00 第8回 栽培の基礎
13:00~14:30 第9回 園芸療法の設備と道具
14:30~16:00 第10回 園芸療法の仕事と資格



3.集中講座と通信講座



集中講座では、実際に施設で行うプログラムも紹介し、実技を通じて園芸療法の方法を学びます。
講座は各地で開催を予定していますので、日時・費用についてお問合せ下さい。

お問い合わせ:y.ko@jcom.home.ne.jp



全盲体験 

 ここで主に学んでいるのは、アイマスクをして
全盲者の気持ちと身体能力を体験している受講者よりも、
それをサポートする役の受講生です。

園芸療法で全盲者を対象に行うプログラムの目的は、
全盲者の介助や癒しではありません。
全盲者の自立支援にあります。
 
フラワーアレンジメント

 ここで学んでいるのは、上手な花の活け方ではありません。
フラワーアレンジメントのプログラムの中で
どのように園芸療法の効果を引き出すかを学ぶのが目的です。
 
花苗の寄せ植え

 ここで学ぶのは一般的な園芸の知識である寄せ植えの方法ではありません。

さまざまな障がいを持つクライアントに
このプログラムを通じて何をもたらす事ができるかを学び、
そのための工夫を知ります。
 




通信講座は、忙しくて集中講座参加の都合がつきにくい方、
自分のペースで迅速にあるいはマイペースでゆっくり学びたい方のために行っています。


最も早い方ですと、15日ほどで修了することが可能ですが、
平均して約3か月程度で修了となります。
実技がありませんので、修了のためには、
高齢者施設で5回以上のボランティア参加が必要となります。


都内であれば、毎日どこかの施設で当会が活動をしていますので、
いつでもボランティア参加が可能です。

ボランティア参加希望の方は、詳しい施設案内などをお問合せ下さい。

お問い合わせ:y.ko@jcom.home.ne.jp




4.試験及び資格制度



集中講座受講者は、講座最終日に行われる「2級リーダー資格認定試験」を受けることができます。

通信講座受講者は通信による「資格認定試験」を受けることができます。



 資格名  内容

○園芸療法リーダー2級


受験資格:
・協会認定基礎講座・通信講座修了者
園芸療法の実践場所において、
指導者(園芸療法リーダー1級、コーディネーター)の
指導のもとに、担当するグループに対して
園芸療法を実践できる、と協会が認定した者。

〇園芸療法リーダー1級


受験資格:
・園芸療法リーダー2級取得者
・日本園芸療法普及協会正会員
・認定施設で15回以上の実践経験を有する
・インターネットで情報交換ができる

協会のサポートのもとに、
園芸療法の実践リーダーを務めることができる知識と
経験を有する、と協会が認定した者。

この資格を取得後、12回以上(平均)の
リーダー実践研修を終えてから、
協会認定施設でリーダーとして有償の仕事に就くことが可能になります。(ただし、仕事を保証するという事ではありません)

○園芸療法コーディネーター

受験資格:
・園芸療法リーダー1級取得者
・2年以上、100回以上の実践経験を有する
・20回以上の有償の活動経験を有する
・ヘルパー2級以上の資格取得者、あるいは他の医療・福祉・教育関係の国家資格を有する者
独力で園芸療法の実践活動を行うことができる、
と協会が認定した者。

○園芸療法インストラクター


受験資格:
・園芸療法リーダー1級取得者
・2年以上、100回以上の実践経験を有する
・園芸療法講座の講師経験10回以上有する

園芸療法実践リーダー2級、1級を育成できる知識と
経験がある、と協会が認定した者。



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日本園芸療法普及協会

〒185-0035
東京都国分寺市西町2-7-73

お問い合わせ:
y.ko@jcom.home.ne.jp